相手の胸や顔を掌で突っ張り、土俵の外に出す技。最も基本的な技の一つ。明治から大正にかけての横砂太刀山峯右エ門の突きは強烈で、”一突き半で相手を突き出す”ということから「四十五日(一月半)」の異名をとった。その後も突っ張りの強い力士が一気に突き出して決めたときには似たような言われ方がされる。
相手の胸や顔を掌で突っ張り、土俵上や土俵の外に向けて倒す技。突っ張りの強力な力士の場合、ノックアウトしてしまう場合もあり、その場合もこれが当てられる。
相手の胸や喉、腋を押し、土俵の外に出す技。最も基本的な技のひとつ。相手が倒れれば押し倒しになる。まわしをつかんでいれば寄り切りとなる。まわしを取って押した場合にも、「土俵際ではまわしを離して押せ」との実践訓があり、これに従えば押し出しになる。
相手の胸や喉、腋を押し、土俵上や土俵の外に倒す技。突っ張って土俵の外に出したら突き倒しとなるが区別が難しいため押し倒しとなることが多々ある。2004年5月場所6日目、35連勝中の横綱朝青龍を北勝力がこの技で倒し、連勝を止めた一番が有名。
四つに組んだ体勢になって自分の体を対戦相手に密着させ、前か横に進みながら相手を土俵外に出す技。もっとも良く見掛ける決まり手の一つである。まわしを取って寄った場合にも、土俵際ではまわしから手を離して胸等を押すことで決着をつける場合があり、この場合には決まり手としては押し出しとなる。これは寄りきれなかったと言うよりは、最後はむしろその方が決めやすいと言う面もある。転じて、一般社会でも、ある論にこだわって、反論に対して粘り抜いて説き伏せたのを『寄り切った』と言うことがある。
四つに組んだ体勢になって自分の体を対戦相手に密着させ、前か横に進みながら相手を土俵外へ倒す技。土俵上で倒せば浴びせ倒しになる。
四つに組んだ体勢で、自分の体重を相手にかけ、のしかかるように倒す技。